クリプト生物界(Cryptobiontes)

クリプチスタ(Cryptista)
= クリプト生物界(Kingdom Cryptobiontes)

クリプチスタ(Cryptista)とも。カタブレファリス門とクリプト植物門が近縁である学説に基づいて設けられたグループです。

分類階級は学説によって異なりますが、当サイトでは界階級を当てています。

ディアフォレティケスに所属しており、SAR界やハプト植物門、太陽虫門に近縁とされますが、どのグループとより近縁であるかははっきりしていません。

カタブレファリス門(Phylum Kathablepharida)

基本的に他の生物を捕食する自由遊泳性の従属栄養生物です。

その中でハテナ(Hatena arenicola)という生物は葉緑体(色素体)を持ち光合成を行いますが、細胞分裂すると片方にだけ葉緑体が受け継がれるユニークな特徴を持っています。

クリプト植物門(Phylum Cryptophyta)

クリプト藻とも。光合成を行い、光合成色素として、クロロフィルaとクロロフィルcとフィコビリンタンパク質を持っています。

紅色植物を二次共生させた二次光合成生物(二次植物)です。その葉緑体(色素体)には、共生藻の退化した核が残存しており、これはヌクレオモルフと呼ばれます。