科 Family |
亜科 Sub |
族 Tribe |
属 Genus |
種 Species |
亜種 Sub |
---|---|---|---|---|---|
ネコ科 Felidae ネコ科 Felidae |
ヒョウ亜科[1] Pantherinae |
ヒョウ属 Panthera |
ライオン P. leo |
||
ヒョウ P. pardus |
|||||
ジャガー P. onca |
|||||
トラ P. tigris |
|||||
ユキヒョウ P. uncia |
|||||
ウンピョウ属 Neofelis |
ウンピョウ N. nebulosa |
||||
スンダウンピョウ N. diardi |
|||||
ネコ亜科 Felinae ネコ亜科 Felinae |
マーブルキャット族[2] Pardofelini |
アジアゴールデンキャット属 Catopuma |
アジアゴールデンキャット C. temminckii |
||
ボルネオヤマネコ C. badia |
|||||
マーブルキャット属 Pardofelis |
マーブルキャット P. marmorata |
||||
カラカル族[3] Caracalini |
カラカル属 Caracal |
アフリカゴールデンキャット C. aurata |
|||
カラカル C. caracal |
|||||
サーバル属 Leptailurus |
サーバル L. serval |
||||
オセロット族[4] Leopardini |
オセロット属 Leopardus |
コロコロ L. colocolo |
|||
アンデスネコ L. jacobita |
|||||
ジョフロイネコ L. geoffroyi |
|||||
コドコド L. guigna |
|||||
ジャガーネコ L. tigrinus |
|||||
サザンタイガーキャット L. guttulus |
|||||
オセロット L. pardalis |
|||||
マーゲイ L. wiedii |
|||||
オオヤマネコ族[5] Lynchini |
オオヤマネコ属 Lynx |
カナダオオヤマネコ L. canadensis |
|||
オオヤマネコ L. lynx |
|||||
スペインオオヤマネコ L. pardinus |
|||||
ボブキャット L. rufus |
|||||
チーター族[6] Acinonychini |
ピューマ属 Puma |
ピューマ P. concolor |
|||
ジャガランディ属 Herpailurus |
ジャガランディ H. yagouaroundi |
||||
チーター属 Acinonyx |
チーター A. jubatus |
||||
ネコ族 Felini |
マヌルネコ属[7] Otocolobus |
マヌルネコ O. manul |
|||
ベンガルヤマネコ属[7] Prionailurus |
ベンガルヤマネコ P. bengalensis |
||||
アムールヤマネコ P. b. euptilurus |
|||||
イリオモテヤマネコ P. b. iriomo |
|||||
ジャワヤマネコ P. javanensis |
|||||
スナドリネコ P. viverrinus |
|||||
マレーヤマネコ P. planiceps |
|||||
サビイロネコ P. rubiginosus |
|||||
ネコ属[8] Felis |
ジャングルキャット F. chaus |
||||
クロアシネコ F. nigripes |
|||||
スナネコ F. margarita |
|||||
ハイイロネコ F. bieti |
|||||
ヨーロッパヤマネコ F. silvestris |
|||||
リビアヤマネコ F. lybica |
|||||
イエネコ F. catus |
ネコ、ヒョウ、チーターなどの仲間です。姉妹群はオビリンサン科(Prionodontidae)です。
捕食者として特化したグループであり、獲物を捕らえるために高い身体能力を持ちます(但し持久力は低めです)。
二大ペットの一つであるイエネコを含み、ライオン、トラなど著名な猛獣を含むため、当科の知名度は高いです(私見)。
当サイトのネコ科分類は主に[IUCN SSC Cat Specialist Group (2017)]に従っています(*1)。最近の研究では、2つの亜科、8つの系統、14の属、41の種に分けられる説が有力です。
ヒョウ、ライオン、トラ、ジャガー、ユキヒョウ、ウンピョウの仲間です。
ヒョウ属(Panthera)とウンピョウ属(Neofelis)の2属から成ります。
8つの系統の内からいち早く分岐したため、他の7つの系統とは別の亜科として分類されています。
ヒョウ、ライオン、トラ、ジャガー、ユキヒョウの仲間です。アフリカ、アジア、中南米と幅広い地域に生息しています。
大型の肉食動物であり、ウシ科動物のような大型の草食動物を狩ることができます。人間が犠牲になることもあるため、猛獣として認識されています。
ウンピョウの仲間です。東南アジアおよびその周辺に生息しています。体は中型で、ヒョウ亜科としてはやや小型です。
ウンピョウ特有の、雲型の斑紋が特徴です。
ヒョウ系統以外の7つの系統(6つの族)が所属しています。中型から小型の種が多いです。
東南アジアおよびその周辺に生息しています。体は比較的小型です。
アジアゴールデンキャット属(Catopuma)とマーブルキャット属(Pardofelis)の2属から成ります。
アジアゴールデンキャット(C. temminckii)とボルネオヤマネコ(C. badia)の2種から成ります。
マーブルキャット(P. marmorata)1種のみから成ります。
アフリカ(カラカルのみ西アジアにも)に生息しています。体は中型です。
カラカル属(Caracal)とサーバル属(Leptailurus)の2属から成ります。
カラカル(C. caracal)とアフリカゴールデンキャット(C. aurata)の2種から成ります。
サーバル(L. serval)1種のみから成ります。
中南米に生息しています。体は比較的小型です。
オセロット属(Leopardus)のみから成ります。オセロットを始め、8種から成ります。
北米やユーラシアの中緯度~高緯度に生息しています。体は中型です。
オオヤマネコ属(Lynx)のみから成ります。オオヤマネコを始め、4種から成ります。
チーター属(Acinonyx)とピューマ属(Puma)とジャガランディ属(Herpailurus)の3属から成ります。
チーター(A. jubatus)1種のみから成ります。アフリカ(一部西アジア)に生息しています。体はやや大型です。
ネコ科で唯一、爪を引っ込められない特徴があります。陸上動物で最も速く(時速100kmとも)走ることができます。
ピューマ(P. concolor)1種のみから成ります。南北アメリカに生息しています。体はやや大型です。
ジャガランディ(H. yagouaroundi)1種のみから成ります。中南米に生息しています。体はやや小型です。
ベンガルヤマネコ系統(Leopard cat)とイエネコ系統(Domestic cat)の2系統が所属しています。比較的小型の種が多いです。
マヌルネコ属(Otocolobus)とベンガルヤマネコ属(Prionailurus)とネコ属(Felis)の3属から成ります。
マヌルネコ属(Otocolobus)とベンガルヤマネコ属(Prionailurus)の2属から成ります。
マヌルネコ(O. manul)1種のみから成ります。中央アジアとその周辺に生息しています。
ベンガルヤマネコを始め、5種から成ります。東アジア、東南アジア、南アジアに生息しています。
日本に生息するヤマネコとして有名なツシマヤマネコ(*アムールヤマネコの対馬に生息するグループ)とイリオモテヤマネコは、いずれもベンガルヤマネコの亜種となります。
イエネコを始め、7種から成ります。アフリカやユーラシアに生息しています(イエネコについては後述)。
ペットとして人気のネコです。最も近縁な種はリビアヤマネコと言われています。ヒトに伴い全世界に進出しています。
ヨーロッパヤマネコの亜種とする学説もあります。この場合学名は(Felis silvestris catus)となります。